マクドナルドがなぜ「ダーナル」?自分の家でしか伝わらない「おもしろワード」大辞典
「ま行」~「や行」
♦️まくまく 「枕=“まくまく”。もともとは犬の枕を“まくまく”と言っていたが、犬が亡くなってしまったあとも、つい“まくまく”と言ってしまう」(56歳女性/その他) ♦️まねかざるきゃく【招かざる客】 「自宅内に出たゴキブリを“招かざる客”と呼んでいます。家に住んでいるのを認めたくないので外から入ってきたニュアンスに。また“お客さん”だと歓迎しているような表現になるので“招かざる客”となりました。子どもも面白がって我が家で定着した後、外出先で死骸を見た時に指さして“ママ!招かざる客が死んでる!”と大声で言われてしまい、どう反応したら良いか戸惑いました」(43歳女性/その他) ♦️むんむんちゃん 「服にできる毛玉の事を“むんむんちゃん”。きっかけは覚えていないけど、主に母が使ってます」(50歳男性/コンピュータ関連) ♦️モルトボーノ 「美味しい=“モルトボーノ”(Molto buono)。ローマに4年駐在していた祖父が、帰ってきてからも家の中での会話に、ことあるごとにイタリア語の単語を混ぜてくるようになった。いつしかそれが家庭内で浸透し、“モルトボーノ!”の他に、ありがとう=“グラッツィエ!”などもよく使っていた」(30歳女性/コンピュータ関連) ♦️やっしー 「おやすみを“やっしー”と子どもの頃から言っている。きっかけは忘れた」(54歳女性/その他) 「まくまく」「むんむん」など、言いやすくて定着した言葉はずっと使ってしまいますよね。なかには外国語由来の「おもしろワード」もあり、バリエーション豊かです。 外で「招かざる客が死んでる!」はちょっとやめてほしいですが……(笑)。直接口に出さずに済むという意味でも、真似したくなっちゃう便利な表現かも。
「ら行」~「わ行」
♦️りか 「分かったと言ったり書いたりするのが面倒で、りか(理解した)。または、もっと略して、“り”と言っている。分かった。と毎回答えるのが面倒だったのがキッカケ。他人に“りか”と言っても伝わらず、説明に余計手間がかかった」(41歳男性/学生・フリーター) ♦️わんめし【ワン飯】 「犬のご飯を“ワン飯”、人間のご飯を“人飯”。ワンコ用も一緒の時間にご飯を食べさせ、人より優先的に準備するため、いつの間にか呼び名で区別するようになった」(49歳女性/主婦) 犬のご飯が“ワン飯”なら、猫のご飯は“ニャン飯”でしょうか。ペットも大切な家族の一員。それゆえ、ペットとの生活に合わせた言葉が生まれていくのも自然なことですね。 理解したという“りか”は初めて聞きましたが、若者の間では、了解しましたの略で「り」や「りょ」を使う人も増えているようです。 家の外では通じない「これって自分の家だけ?」な言葉は、あなたの周りにもきっとあるはず。ぜひ探してみてくださいね!
佐藤春華