造幣局がゲームセンターに!? いまだからエモいアーケード機の歴史
PARIS パリ/フランス
キャッシュレス決済の進化で硬貨を使う機会が減ったいま、パリの造幣局博物館でコインを使ったゲーム機の歴史を語る『インサート・コイン展』が開催中だ。カフェに置かれた1950年代のジュークボックスやピンボールゲーム、インベーダーゲーム、パックマンに始まり、90年代にはフランスでもゲームセンターが一世を風靡した。 当時の雰囲気を再現した展示室。パリでのゲームセンター普及前は、カフェが遊戯場だった。 展覧会では、20世紀後半のカルチャーを象徴するゲーム機の歴史を、当時の雰囲気を語る写真やインテリアとともに時系列に沿って展示。入場券を購入するとコインが10個ついてくるので、館内ではコインを握りしめて懐かしの格闘型ゲームやレースゲームを楽しむ人の姿が絶えない。展覧会は2024年6月30日まで。
文:髙田昌枝(パリ支局長)