日本の「GDP」が問題視されていますが、決して低くない順位ですよね。困ることはないと思うのですが……。
日本のGDPをどう評価するべきか?
日本の経済規模を示すGDPは、世界ランキングで常に上位に位置していますが、この数値だけで国の経済力を判断することには問題があるでしょう。経済成長の停滞が長期間続いている現状を考えると、GDPの絶対値以上に、成長率の動向が重要であるという見解があります。 特に、1990年代から続く経済の低迷期を経て、日本のGDP成長率は他の先進国と比較しても低い水準にとどまっています。例えば、2020年度の日本のGDP成長率はマイナス4.6%と、新型コロナウイルスの影響もあり大幅なマイナス成長を記録しました。このような状況は、雇用機会の減少や国民生活の質の低下に直結し、社会全体に負の影響を与えかねません。 消費、投資、政府支出、そして輸出入のバランスなど経済活動の各要素を詳しく分析することで、経済成長を促進するための政策立案に役立てることできます。GDP成長率がプラスであり続ける豊かな社会を目指すには、GDPの数字や世界ランキングの位置づけにとらわれず、経済の質的な成長を目指す政策の策定が求められているのです。
GDP経済率に注目した質的評価を
日本のGDPランキングは世界でも上位に位置しているものの、経済成長の質的な面で課題が浮き彫りになっています。特に、過去数十年にわたる成長率の低迷は、経済の持続可能性に疑問符を投げかけています。日本経済が真の意味での成長を遂げるためには、GDPの数値やランキングを超えた、経済の質的な側面に着目した政策立案が重要となります。 出典 GLOBAL NOTE 世界の名目GDP 国別ランキング・推移(IMF) NHK 2020年度のGDP -4.6% リーマンショック超える最大の下落 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部