安全第一!バイク事故を防ぐために気をつけたい事とは
バイク事故を防ぐためには、交通ルール遵守だけではダメ!
2024年10月に大型バイクがガードレールに衝突し死亡するという事故が発生しましたが、「同じようなニュースをよく耳にする」と感じた人も居るでしょう。 【画像】バイク事故を防ぐ為にライダーが気を付けるべきことを画像で見る(10枚) 実際、カーブを曲がり切れずにガードレールや壁に衝突するバイクは多く、そのほとんどがスピードの出しすぎが原因によるものです。しかし、「バイクは通勤の足として使っているだけで、スピードを出す場面はない」というライダーなら、バイク事故の可能性が低いとも限りません。 警視庁の資料「二輪車の交通人身事故発生状況(令和6年上半期)」によると、バイク事故が発生する「道路形状別発生状況」の割合は、交差点が46.3%、交差点付近が11.5%。つまり、バイク事故に遭う危険性は日常に潜んでいるということです。 また、交通ルールを守ってさえいればバイク事故に遭わないという訳でもありません。同資料では、バイク事故が起きた際に「違反なし」であった場合がもっとも多いという結果も出ています。 そうなると大切なのは、常に危険予測をおこなうこと。交通ルールを守ることは大前提の上で、「クルマが出てくるかもしれない」、「自分は死角に入って認識されていないかもしれない」といった意識を常に持つことが重要です。 なお、前述の資料によるとバイクの事故でもっとも多いのが「出会い頭」での事故、次いで「追突」、「車両単独」の事故、「右折時」の順。これらの場面では、特にどういった点に注意すべきなのでしょうか。
まず出会い頭での事故は、見通しの悪い道路や信号のない交差点で起こりやすいものです。 見通しの悪い所では、「歩行者や他の車両がくるかもしれない」と予測して速度を落とし、周囲の安全確認をしながら進みましょう。交差点に進入する場合も、たとえ優先道路を走っていたとしても、左右の確認を徹底するようにしてください。 また追突事故の多くは前方不注意が原因なので、急ブレーキをかけなくても十分に止まれる車間距離を取りましょう。自分が後続車に衝突される可能性もゼロではない為、防ぎようがない場合もありますが、急停止をしないといった心がけは大切です。 そして単独事故の主な原因は、スピードの出しすぎによるもの。たとえば冒頭で触れたようにスピードの出しすぎでカーブを曲がりきれないといったケースや、深夜など交通量の少ない道路、ツーリング中の見通しのよい道路ではついついスピードを出しすぎてしまうということもあるでしょう。 スピードが出ているときは、一瞬の判断の遅れが大きな事故に繋がることもあるので注意しましょう。