「ワンチームで県をよりよく」 再選後1か月 政策通じ若い世代とコミュニケーション 斎藤兵庫県知事
兵庫県の斎藤元彦知事がラジオ関西の生番組に再選後初めて出演し、「新たなスタートをして1か月。県職員、県議会も含めワンチームとなって、県をよりよくするため頑張っていきたい」と意欲を語った。 【写真】ラジオ番組に生出演した斎藤元彦兵庫県知事 告発文書問題などを巡り県議会の不信任決議を受けて失職し、11月の兵庫県知事選挙で再選された斎藤知事は「この間いろんなことで県民に心配をおかけしたことをおわびしたい」と謝罪した。 知事は「県立大の授業料無償化や不妊治療への支援など、若い世代を応援する未来志向の施策が、対象者を中心にすべての世代の方に共感してもらえた」と選挙戦を振り返った。その上で「いい政策を届けることで若い世代とコミュニケーションを取り、県政や政治に関心を持ってもらえるようにしていきたい」と強調。家計支援策の「はばたんPay」では、子育て世代に向けた特別枠を23万世帯分設けて来年に申し込みできるよう予算を確保したことを明らかにした。 また「最初は須磨駅で、たった1人で始まったが、最後の三宮の街頭演説では多くの人に集まっていただき、自分でも驚いた。不思議な感じだった」と率直な感想を述べた。 SNSで支援が広がったことについて、「情報を伝えるのに大きな力となったが、街頭などリアルな世界で伝えることを大事にしてきた」とした。一方で誹謗中傷が拡散するなどマイナス面も顕在化したことを受け、「国の対応と合わせ、県として来年にも条例を準備していくことになる」と述べた。
ラジオ関西