JR芸備線、東城―備後落合間を当面運休 線路脇の斜面崩れ再開は「1、2カ月後になる可能性」 バスなど代行輸送
JR西日本中国統括本部は10日までに、広島県庄原市を走る芸備線東城―備後落合間で線路脇の斜面が崩れ、復旧に時間がかかるとして、同区間を当面、運休すると決めた。復旧までの間、バスなどで代行輸送を行う。 【地図】運休区間はこちら 同本部によると、6日午後3時ごろ、庄原市西城町小鳥原の同区間内で、線路を点検していた社員が斜面の崩れを発見。線路下に敷かれたバラスト(砂利)も一部が流出していたため、同日から運転を取りやめている。 原因調査や復旧工事が終わるまで、1日計3往復している快速、普通列車の運行を休止する。再開のめどについて同本部は「1、2カ月後になる可能性がある」としている。 休止区間では近年、落石などで2度の脱線事故が発生。また、利用低迷に伴い、国の「再構築協議会」で存廃議論が始まっている。