イタリア人女性が「日本のカレー」を食べて大感激…思わず放った「絶賛の言葉」の数々
付け合わせの福神漬けに大ハマり
すっかり牛すじチーズカレーに虜のイレネさんに、「これ食べたことあるかな?」とMomokaさんが示したのは、福神漬けだ。聞きなれない単語に「何?」と日本語で聞き返すイレネさんに、Momokaさんは「カレーと一緒に食べる定番のお漬物。甘いよ」と紹介する。さっそくひと口食べてみたイレネさんは、カレーを食べたときよりも表情豊かに驚いた。「日本のお漬物大好きだけど、これは初めて食べた。色も可愛い」と言いながら何度も追い福神漬け。「家でも食べたいから持って帰りたい」と言いながら、福神漬けのおかわりは止まらない。福神漬けのインパクトが強かったが、この日食べたカレーも「今までで一番」というくらい気に入ってくれた。 イレネさんの一番好きな日本食は寿司で、好きなネタはかんぱち。そして、「すっごく興味があるの。一番食べてみたい日本食」と言って挙げたのは馬刺しだ。福神漬けといい、目の付け所が独特なイレネさんははじめての食べ物への好奇心が強く、「この人は、たしかマグロの中落ち取るの上手い子だねw」「やっぱこの人、食べっぷりが良いですね! 飯食べた後に観てるのに、食欲湧いて来ちゃうよ」と印象に残っていた視聴者も多いようだった。 ちなみに、福神漬けの発祥については諸説あるが、明治時代に東京の漬物店「山田屋」がつくったのが始まりという説が有力だ。この漬物は、当時の流行作家・梅亭金鵞により「福神漬け」と名付けられた。7種の野菜を使用していることや、店の近くに七福神が祀られていること、そして「ご飯のお供にこれだけあればおかずがいらないくらいおいしい」ため、食費が浮いてお金が貯まる、つまり「福の神」だ、というのが由来と伝えられている。
カレーに福神漬けの由来は?
そんな福神漬けがカレーのお供として定着したのは何がきっかけだったのか。一般的には日本郵船の欧州航路客船でカレーライスを提供する際に、うっかり切らしたチャツネの代わりに添えられたのがはじまりで、それが定着したという説が知られているが、実は福神漬けはカレーに限らず洋食のライスには何でも添えられていたともいわれている。 添えられるのが福神漬けだったのは、スプーンですくいやすいという便利さも理由のひとつだったらしい。それでも現在カレーの付け合わせとして定着したのは、やはり一番相性が良かった、ということだろうか。日本のカレーが日本食に該当するかどうかは人によって意見が分かれるところだろうが、付け合わせの存在も含め、確かにイレネさんの言うように日本のカレーは独特といえる。
フリート編集部