味の素AGFと東京・昭島市がプラごみ削減で連携協定、給水スポット大賞の地でマイボトルの使用を推進
味の素AGFと東京都昭島市は9月10日、プラスチックごみの削減及び使い捨てプラスチック製品の使用抑制を推進するため、昭島市役所で連携協定を締結した。 味の素AGFは、マイボトル専用パウダードリンクの「ブレンディ」マイボトルスティックを普及することでペットボトル飲料の使用を減らすことにつなげるなど、プラスチックごみの削減に取り組んでいる。
一方、昭島市は、使い捨てプラスチックを減らすことを目指す「プラスチック マイナス1運動」の推進するとともに、深層地下水100%水の魅力を発信する活動をしている。同市内には4カ所の給水スポットがあり、2021年には“給水スポット大賞”(リフィルジャパン主催)を受賞するなど、水の街としても認知が高まりつつある。
両者は最初の取り組みとして、昭島市は市制70周年を迎えたことを記念し、市内の小・中学生約8600人に学校を通じてマイボトルを配布する。その際に、水でサッと溶ける同社の「ブレンディ」マイボトルスティックを2本提供するという。両者は今後もプラスチックごみや、使い捨てプラスチックを減らす取り組みを協働で進める考えだ。
昭島市の臼井伸介市長は、「昭島市は環境との共生を基本理念にしている。“プラスチックマイナス1運動”に取り組んで環境汚染につながることを何とか食い止めたい。給水スポット大賞も取った市内の給水所にマイボトルを持っていっていただき、AGFのスティックを使って飲んでいただければ」と話した。 味の素AGFの島本憲仁社長は、「(ペットボトルは)便利なので生活を変えるのは大変だ。時間はかかるが市内に複数の給水スポットがあるという行政は素晴らしい。そのような活動に取り組む市と協定を結べてとても嬉しい。日本中に給水スポットが溢れるといいなと考えている」と語った。 なお、味の素AGFは、9月6日にも山形県とプラスチックごみ削減について連携協定を締結し、マイボトル使用を推進している。今後も各地で活動を展開していく考えだ。
食品産業新聞社
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