ローリーはまたもシャウフェレに届かず 「トップに立つと明らかに強い」
◇メジャー最終戦◇全英オープン 最終日(21日)◇ロイヤルトゥルーンGC(スコットランド)◇7385 yd(パー71) 首位と3打差から2019年以来の全英制覇を目指したシェーン・ローリー(アイルランド)は、「クラレットジャグを持って来年のポートラッシュ(北アイルランド)に戻ると思っていた」と悔しさをにじませた。 週末に入るまでは、主役としてフィールドを引っ張った。「昨日のコンディションが良かったら今日の結果も違っていた」と悔いるのは、「77」とスコアを落とした第3ラウンド。予選ラウンドを首位で終えながら、3日目に崩れて追いかける立場に変わる。トップを追いかけた最終日は「68」と伸ばしたものの、優勝には5打届かず6位に終わった。 【画像】落ちないでね
今季はロリー・マキロイ(北アイルランド)と組んだペア戦「チューリッヒクラシック」で米ツアー3勝目を飾り、5月「全米プロゴルフ選手権」を6位で終えるなど好調を保ってメジャー最終戦に入った。「今週の自分のプレーには自信があった」と話したが、5年ぶりのメジャー2勝目はお預けとなった。 全米プロに続く今季メジャー2勝目を飾ったザンダー・シャウフェレに対しては、「彼はトップに立つと明らかに強い」と称賛した。全米プロでは、3日目を終えて首位のシャウフェレを2打差で追う展開。最終的に7打の大差をつけられた。
2週後にはマキロイとともに、フランス開催の「パリ五輪」(8月1日開幕/ル・ゴルフナショナル)にアイルランド代表として参戦。「今回、優勝できる可能性は十分にあった。数日はつらい思いをすると思うけど、五輪でアイルランドのためにメダルを獲って、さらに前に進みたい」と切り替え、母国の国旗を背負う。(スコットランド・トゥルーン/谷口愛純)