「離職は当たり前」を変えたい 美容業界で働く親たちの背中押す託児所付きシェアサロン
■託児所で子供たちは・・・ 施術部屋と同じフロアにある託児所。 泣いていた椛名ちゃんはというと・・・ 楽しそうに遊んでいました。 保育料は利用日数に応じて月1万円から3万円。サロンのブースを借りるための月額固定費と合わせると決して「安い」とは言えませんが、仕事が忙しい土日や祝日にも子供を預けられるため、稲益さんにとっては大きな支えとなっています。 ■昼食も一緒に 同じ場所にいることで昼ご飯も一緒に食べられるというのも魅力の一つです。 この日は、建物内にある店でハンバーガーを購入しました。 稲益さんも椛名ちゃんもこの日一番の笑顔があふれとても楽しそうです。 整体師・稲益里沙さん「施術中に声が聞こえるだけでも安心はします。保育所がないと仕事ができないし、仕事をしていないと保育所に預けられないという状態なので同時に仕事も出来るし見てもらえるし。こういうところが増えればもっと働ける女性が増えるんじゃないかと思います」 美容集団marumasa香原瞳さん「離職が当たり前、ではないけれど仕方ないという感じではあったんですけれど、実際シェアサロンができて整体師さんとかお子さん預けて毎日楽しそうに働いている姿を見るとこういう形が広がったらいいなというのを感じました」 ■「また別の自分でいられる」充実した時間 「はなちゃん!あーただいまー」 午後5時、稲益さんはこの日6人の施術をし、仕事を終えました。 整体師・稲益里沙さん「今日も充実した日で楽しかったです。働くことで自分だけの場所も作れるし子供といる時とはまた別の自分でいられるので、働くのはすごく大事だなと思います」椛名ちゃん「はーちゃん泣きよった」 稲益里沙さん「はーちゃん泣きよったん笑」 「働きたくても働けない」という大きな悩みから「充実した日」に変わる一つの支援。 働く親の背中を押してくれそうです。
RKB毎日放送