思考も部屋も人生も、気が付いたらなにかもとっちらかってる……通称「とっちらかり女子」の生態について綴るこの企画。 「お金を稼ぐ人間が偉い」そんな偏見が捨てられなかった私。仕事を離れ異国での子育てを選択した夫に思うこと【小島慶子】 第3回は、強面なのになぜかめちゃくちゃナメられるとっちらかり女子です。

高身長なのにナメられる

mi-mollet（ミモレ）

以前、高身長女子の憂鬱についての記事でも書きましたが、筆者は子どもの頃から高身長で、小6で166cmありました。当時の担任の教師と折り合いが悪く、よく意見していたので、「お前は身長だけじゃなく、態度もデカい!!」と言われていました。 高身長なだけでなく、顔が男顔で、キリッとしていると言われることが多く、第一印象で「怖い人」「クールな人」と思われることが本当に多いです。しゃべると印象がガラリと変わるようで、「しゃべりだすとイメージが土砂崩れ」なんて言われることもあります。 この世には、「ナメられやすい人」と、「ナメられにくい人」がいると思います。みなさんはどちらでしょう?　筆者は身長も高く、顔も怖いですし、いかついファッションが好き。刺繍がついたジャケットを着てアクセサリーをじゃらじゃらつけた格好をよくします。さらに金髪にしたことで、見た目だけは「ナメられない女」のフルセットを装備したようなものです。 しかし!!!!　なぜだかわかりませんが、本当によくナメられるんです……。  

職場で肘鉄を食らい、街でぶつかりおじさんに遭遇

社会人になってから、職場で本当によくパワハラに遭い、いじめられました。派遣でお菓子屋さんで働いていた時は、文字通り顎で使われるだけでなく、人前なのにみぞおちに肘鉄を食らいました。 さらに、街では「ぶつかりおじさん」の被害に遭いました。知人の165cmの女性が、「背が高いとぶつかりおじさんの被害には遭わないのよ。ああいう人は小柄な女性を狙うんだから」と言っていたんです。それを聞いて、「例外もありますよ!!!」と言わずにはいられませんでした。 普段の人間関係でも、「ナメられているな」と感じることがよくあります。例えば、まだそんなに仲良くなってない人との約束に、相手が大遅刻してくるんです。事前に断りもなければ、合流した後の謝罪もない。そんなこと、例えば仕事の大事な取引相手とかにはやらないと思うんですよね。  

聞き間違いかと思ったある発言

また、ある忘れられない出来事が。初対面の人と歓談している時、急に相手にこう言われたんです。 「あなたはさ、顔が綺麗だよね。でも、おデブちゃんだよね。顔は本当に綺麗なんだよな～おデブちゃんなんだけどね～（以下延々リピート）」 いやもう、最初は聞き間違いかと思いましたよ。「え、この人今なんて言った?!　空耳とかじゃなければ、「おデブちゃん」と言いましたか???　脳内は大混乱。しかも、他の話に変わっても、また「顔は綺麗だけどおデブちゃん」に戻ってくるんです。いちいちそこ経由する必要ないんですけどっ!!!