うるま市宮城島の土砂、大浦湾に運搬 辺野古の新基地建設工事が加速へ
沖縄県名護市辺野古の新基地建設で、うるま市宮城島から運んだ土砂を積んだ船が29日午前、中城湾港を離れ、午後3時半ごろには名護市辺野古の大浦湾側に到着する様子が確認された。新基地建設で、沖縄本島北部地域以外の土砂が初めて辺野古の海へ運ばれたことになる。工事が一層加速し、反発が強まりそうだ。 この記事の他の写真・図を見る 沖縄防衛局は20日、宮城島の採石場からダンプカーで土砂の運搬を開始。ダンプは中城湾港新港地区の国管理区域まで移動し、物揚場に停泊する台船へ土砂を降ろした。 土砂を運搬する船は計2隻あり、当初は25日に1隻が出港する予定だったが29日に延期していた。30日にも中城湾港から残り1隻が大浦湾に向けて出港する予定。