TISがAPI連携プラットフォームにAPI公開のセキュリティ対策を強化したメニューを追加
独立系SI大手でTISインテックグループのTISは、マルチクラウドアプリケーション事業のF5ネットワークスジャパンが提供するSaaS型セキュリティサービス「F5 Distributed Cloud Services(F5 Distributed Cloud WAAP)」と連動したセキュリティ対策強化メニューを追加して10月28日から提供を始めると発表した。TISの「API連携ビジネス活用支援サービス」のセキュリティ対策を強化し、安心・安全なAPIの公開を実現する。
異なるソフトウェアやプログラムを連携するAPIを使い、外部公開と相互利用による企業横断のサービス連携では、チャットボットやQ&Aシステムに生成AI(人工知能)のAPIを組み込んで問い合わせに24時間365日対応するサービスなどが加速している。ただAPIのビジネス活用を推進する企業は、安心・安全なAPI公開と自社APIをサイバー攻撃からどう守るかが重要課題で、セキュリティ面への不安がAPI活用促進の足かせとなっていた。 TISは幅広い業界と分野で基幹・業務システムやサービスプラットフォームを構築・運用してきた知見と実績をもとに、API連携プラットフォームとF5 Distributed Cloud WAAPとを連携する。Webアプリの脆弱性を悪用した攻撃からWebサイトを保護するセキュリティ対策の「WAF」によるWebアプリケーション保護、ふるまい検知による怪しいリクエストの遮断、悪意のあるユーザーの検出などの機能が利用できるようになる。