黒川敦彦被告らつばさの党3人を追送検 保守党と無所属の選挙活動妨害容疑 捜査終結
4月の衆院東京15区補欠選挙で、政治団体「つばさの党」の候補者らによる選挙妨害事件で、警視庁捜査2課は31日、公職選挙法違反(自由妨害)の疑いで、党代表の黒川敦彦被告(46)や補選に出馬していた根本良輔被告(30)ら3人=いずれも同罪で起訴=を追送検した。捜査関係者への取材で分かった。同党による選挙妨害事件で18年ぶりに立ち上げていた特別捜査本部を同日付で解散し、捜査を終結した。 【写真】逮捕される際に笑顔でピースする黒川敦彦被告 捜査関係者によると、追送検容疑は4月20日、日本保守党の事務所前で、大音量で演説を妨害。22日には、無所属で出馬していた候補の選挙カーを自陣営の選挙カーで罵声を浴びせながら執拗に追尾したなどとしている。 3人はこれまで、計6件の選挙妨害で3回逮捕されている。