青学大、3位 最終8区、トップでタスキも…逆転許し『イーゴ大作戦』実らず【全日本大学駅伝】
◇3日 全日本大学駅伝(熱田神宮~伊勢神宮=8区間106・8キロ) 6年ぶり3度目の優勝を狙った青学大は、最終8区で逆転を許し、3位だった。2区で先頭に立ったが、一時は1分27秒差があった国学院大に逆転を許し、駒大にも抜かれた。 最大1分27秒差をつけていた国学院大に猛追され、わずか4秒リードで勝負の8区(19・7キロ)へ。青学大・塩出翔太(3年)は国学院大・上原とのつばぜり合いの末に振り切られ、先頭を譲った。 頂点を捉えたはずだった。青学大は1区4位で上々のスタートを切ると、当日エントリー変更で2区の鶴川が区間賞(31分4秒)、4区の黒田朝(3年)が区間新(33分3秒)をマークするなど前半区間で流れをつくった。それでも10月の出雲駅伝に続く2冠目を狙った国学院大に阻まれた。 青学大は10月の出雲駅伝では国学院大、駒大に次ぐ3位。原監督は恒例の大作戦として「イーゴ大作戦」を発令。ワシをモチーフとした大学のマスコットキャラクター「EAGO(イーゴ)」から着想を得て、強く、疲れなく、羽ばたくように伊勢路をかける願いを込めた。2日の会見では「イーグルのごとく高く、強く、羽ばたいて、最後はいいゴールを駆け抜けます」。安定した走りでつないだが、力走も及ばなかった。(記録は速報値)
中日スポーツ