LVMHアルノー一家、フランス2部パリFCの過半数株式をレッドブルと共同取得へ
LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン グループ(以下、LVMH)の会長兼CEOを務めるベルナール・アルノー(Bernard Arnault)一族が、エナジードリンクを展開するレッドブル(Red Bull)と共同で、仏2部のフットボールクラブ「パリFC(Paris FC)」の過半数株式取得に向けて動いていると海外メディアが報じた。
パリFCは1972年に創設。現在、仏2部で首位に立っている。同クラブの大株主でもあるピエール・フェラッチ(Pierre Ferracci)会長は以前から経営権譲渡の意向を示していたとAFP通信は報じている。 最初に報道した現地メディアのレキップ(L'Equipe)によると、アルノー家は持ち株会社である投資会社フィナンシエール・アガッシュを通じて株式の約55%を、レッドブルは約15%を取得する予定。フェラッチ会長は残りの30%を保有するが、2027年にアルノー一族が買い取るという。同報道を受けて、SNSではクラブ公式のアパレルグッズなどの展開に期待感を示す声が上がっている。 なお、LVMHの競合であるケリング(Kering)は、フランソワ・アンリ・ピノー(Francois-Henri Pinault)会長兼CEOが同じくフランスを本拠地に置くスタッド・レンヌFC(Stade Rennais F.C.)を所有している。