親にとっては“恐怖”の「子どもの夏休み」。毎朝のお弁当づくり、宿題のサポート…ワーママが直面する“試練”を乗り切るコツ
夏休み前、配られた小学校のプリントに「いつもより時間のある夏休み。いろんなことにチャレンジしましょう!」と書いてあったけれど、実際はいつもより全く時間がなかった――。これが、小学生ワーママの現状ではないでしょうか。 ずっと学童の罪悪感、毎日のお弁当作り……学童っ子の夏休み、どう乗り切る!? ただでさえ夏バテでヘトヘトな中、毎朝、学童まで息子を送り、その後、電車に乗って職場に着くころには、もうぐったり。 息子の通う学童はラッキーなことに仕出し弁当があったので、毎日のようにお世話になっていたのですが、それがなかったらと思うと……本当に恐怖でした。 今回のコラムでは、ワーママが直面する「小学校夏休み」の試練について、Instagramで働く小学生ママにアンケートした内容も含め、紐解いていきたいと思います。
大変だったこと、断トツで多かったのは「毎朝のお弁当づくり」
「小学校の夏休み、大変だったことは?」とInstagramでアンケートをとったところ、最も多かった回答が「毎朝のお弁当作り」。 「夏休みなのにいつもより早起きしないといけない」「給食のありがたみを痛感」「夏の暑い時期に傷みにくいメニューを考えるのが大変」など、ワーママの悲痛な叫びが聞こえてきました。 仕出し弁当などを取り入れている学童はまだ少なく、多くの学童が「手作りのお弁当」を採用している事実。学童は親が働いているから行くところなのに、長期休みになるとかえって親の負担が増えるのはどうしてだろう、と純粋に思ってしまいます。 より多くの学童で、仕出し弁当を選択できるようになってほしいなと感じます。
二番目に多かった「夏休みの宿題サポート」
次に多かった回答が、夏休みの宿題のサポート。 ドリルやワークなどの宿題は、学童でやってくれるので良いとして(とはいえ、丸付けはもちろん親ですが)……それ以外の「読書感想文」「ポスター」「自由研究」「工作」などの、親が見てあげないとできない類の宿題がキツかった、という声がとても多かったです。 以前アンケートをとって「やっぱり」と思ったのですが、小学校低学年では、ほとんどの親御さんが夏休みの宿題を見守ったり、手伝ってあげたりしていました。 「大物の宿題は親の宿題」とはよくいったもので、子どもの宿題ではあるものの、工作やポスターの完成度をつい高めたくなってしまうのが親心なのではないでしょうか。 我が家では母である私が「見守るだけでOKでしょ」というスタンスだった一方、夫は「親がちゃんとしているか見られているんだから、宿題はしっかりやるべき」という姿勢で、正直しんどかったです。 (ちなみに小学校の先生たちに聞いたところ、あくまで夏休みの宿題は家でやるものなので、成績には反映しない、ということでしたが……) なにがツライって、平日はいつもと同じスケジュールなので家での自由な時間なんてないし、かといって、夏休みの平日はフルで学童に行っている分、「休日くらいはお出かけに連れて行ってあげたい」という想いで帰省したり、旅行に行ったりするものだから、いつも以上に全く時間がない……。 そんな中、ポスターやら貯金箱制作やら、やたらと時間のかかる課題にじっくり取り組むのは本当に至難のワザなのです。 これだけ共働き世帯が増えていて、たくさんの親子が「大量の宿題」にストレスを感じている現代……。特に時間のかかる工作・ポスターなどの宿題は少し減らしても良いのではと感じます。