谷繁元信氏、殿堂入りパーティー会場はハマスタ近く「18歳で横浜に来て、ここでやりたいなと」
元横浜（現DeNA）、中日捕手でプロ野球史上最多3021試合出場、通算2108安打、中日で監督も務めた谷繁元信氏（53＝日刊スポーツ評論家）の「野球殿堂入りパーティー」が3日、神奈川・横浜市内で行われた。 【写真】横浜に縁のある出席者と記念撮影する谷繁氏 会場の選択に谷繁氏の思いがこもっていた。かつての主戦場、横浜スタジアムから1キロあまり。山下公園に隣接するホテルニューグランドだった。「18歳で横浜に来て、この辺をうろつくことがあって。新しいホテルもできましたけど、いつか自分もパーティーをできるのであれば、ここでやりたいなと思っていたんです」。あえて老舗を選んだ。プロ入り当初の願いはかない、300人ほどが駆けつける盛況だった。 あいさつでは歴代監督をはじめ、関わった全ての人たちへの感謝を述べた。2024年は谷繁氏にとって忘れられない1年となった。1月に野球殿堂入りし、秋にはDeNAが日本一。自身が主力としてつかんだ98年以来、26年ぶりだった。「一OBとして、これほどうれしいことはありませんでした」。ただ、愛情ゆえの注文も忘れない。「来年こそ、リーグ優勝をして、その上で日本一連覇を果たしてもらいたい」。横浜で育った野球人のメッセージだ。【古川真弥】 ○…パーティーでは、ラッパーのAK－69のライブも行われた。現役時の谷繁氏の登場曲「SWAG IN DA BAG」をはじめ3曲を熱唱し、盛り上げた。谷繁氏が所属するFlying B Entertainmentの社長でもあり「谷繁さんは弊社の所属ですが、私にとって兄貴のような存在です」と話した。谷繁氏も「個性があるものが好きなんで」と殿堂パーティーでは珍しいライブのわけを語った。 ○…谷繁氏もびっくりのプレゼントだった。パーティー冒頭、出席者の1人から谷繁氏に特注の腕時計が贈られた。殿堂入りの記念ロゴが入った1点ものに「本当にありがたいです」と喜んだ。 ◆主な出席者 王貞治、山本浩二、大矢明彦、斉藤明雄、平松政次、山下大輔、佐々木主浩、駒田徳広、南場智子、三浦大輔、高木豊、高木由一、佐伯貴弘、万永貴司、森繁和、野村謙二郎、宮本慎也、井端弘和、小笠原道大、前田智徳、アレックス・ラミレス、内川聖一、小宮山悟、石橋貴明、丸山茂樹、狩野舞子、アントキの猪木、和田一浩、斎藤隆、野村弘樹、金城龍彦、山口俊、嶋基宏、中村悠平、石井琢朗、山崎康晃、桑原将志、山本祐大、京田陽太、村田修一、梶谷隆幸、西山秀二、野村弘樹、伊勢大夢、小池正晃、相川亮二、前田幸長、清水直行、鈴木尚典、長野久義、五十嵐英樹、坂本勇人、進藤達哉、仁志敏久、山中竹春、高浦美佐緒、竹田光訓、川村丈夫、木塚敦志、欠端光則、島田直也、阿波野秀幸（順不同、敬称略）
