VCによる資金調達を批判のWeb3暗号資産ゲーム──2億人プレイのハムスター・コンバット
ベンチャーキャピタルへの批判
ここ数カ月、暗号資産関係のベンチャー企業は業界の一部から批判されており、特に、トークンが最終的にベンチャー企業の初期投資額よりも高い評価額になるプロジェクトへの投資が槍玉に上がっている。 これは、上場後に下抑えの圧力がかかって一般投資家に損失が残る傾向がある。 CoinDeskが以前報じたように、AptosのAPTやSui NetworkのSUIといった新しいトークンは2023年のピークから70%も下落したが、ビットコイン(BTC)は上昇を続け、2024年には最高値を更新した。 10x Researchの創設者であるマーカス・ティーレン(Markus Thielen)氏は、6月のレポートで次のように述べている。「ベンチャーキャピタルファンドは2022年第1四半期に130億ドル(約1.9兆円、1ドル=147円換算)を投資したが、その一方で市場は急激に弱気に転じた。」そして、「人工知能(AI)がよりホットなテーマとなったことから、これらのファンドは現在、投資家から資金の返還を迫られている。」 暗号資産関係の資金調達は2023年に打撃を受けたが、現地時間8月9日に出されたピッチブック(PitchBook)のレポートによると、過去3四半期では成長を記録している。第2四半期の案件総額は27億ドル(約3970億円)に達し、投資された金額は2.5%増加したが、件数は第1四半期と比較して12.5%減少している。 ハムスター・コンバットによる将来のHMSTRトークンについて同開発者は、ユーザーと同じ方法でベンチャー・ファンドはトークンにアクセスすることになるだろうと述べている。つまり、発行・上場された後、取引所で購入するということである。 |翻訳・編集:T.Minamoto|画像:Hamster Combat|原文:Hamster Combat Says It Skipped VC Fund Offers, Bashes 'Exit Liquidity' Behaviour
CoinDesk Japan 編集部