【中京記念展望】前走10着以下からでも巻き返せるハンデ重賞
中京記念というタイトルだが、過去10回でも中京・阪神・小倉と様々な条件で行われている。特に21・22年は小倉で行われていて、距離も1800mとなっている。今年も小倉芝1800mでの開催で、6→10→1番人気で決着した22年のように荒れることも十分考えられる。 【写真】アスクワイルドモアのこれまでの軌跡 1.5歳馬に妙味あり 過去10年の出走馬を年齢で集計すると、5歳馬が[6-7-4-44]で複勝率27.9%とトップ。回収率も単勝347%、複勝137%と妙味十分だ。 2.下級条件からの連勝は難しい 過去10回で、前走が3勝クラスだった馬は[0-0-1-6]で、ほぼ馬券に絡んでいない。重賞からの臨戦は[4-5-6-60]だが、回収率が低く妙味はない。狙いは[6-5-3-61]と最も勝利数が多い、前走がオープン特別の馬だ。 3.前走10着以下からの巻き返しに注意 過去10年の出走馬を前走着順で集計すると、前走が10着以下に敗れている馬の成績が[3-3-1-45]と、3頭勝ち馬が出ていて、単勝回収率は354%に上る。前走が1着の馬も[2-1-4-10]で単勝回収率124%と好成績だが、狙い目としては前走が10着以下に敗れた馬の方になる。 アスクワイルドモアは脚部不安で1年4カ月の休養を経て、前走で実戦復帰。ダートのオープンに使われて16着だった。まさに叩き台という形だ。過去には京都新聞杯を勝っているように能力は高く、ひと叩きで調教の動きも変わってきている。5歳馬で、ここで復活を期待したい。