病魔に襲われたデカブレイクとの結婚と移住、そして今は弁当店オーナーに…デカピンク役の「想定外」な人生 “特捜戦隊デカレンジャー”
実は友一さんにも人生を左右する「想定外」があった。それを食い止めたのが美香さんで、もし友一さんがそのまま決行していたら、今回の20周年記念映画は違った形になっていたかもしれない。その「想定外」とは。 ■デカブレイク俳優引退宣言にデカピンクが「待った」をかけた! 友一さんは、結婚を機に俳優を引退し、ファンに宣言する予定だった。しかし美香さんの頭には既に、デカレンジャー20周年映画制作への期待があり、「デカレンジャーが欠けることはあってはならない」と、あの手この手で友一さんの引退を引き留めていた。 結果、当時の6人全員が揃っての制作が実現したが、もしデカブレイクが引退していたら、高知ロケも叶わなかったかもしれない。友一さんは高知ロケ誘致の立役者で、今回の映画にはなくてはならない存在。友一さんにとって「引退しない」選択は「想定外」だったかもしれないが、いまは2人で「あのとき、辞めなくて本当によかった」と振り返る。 ▼菊地美香さん 「辞めない勇気というか、辞めない選択が未来を変えてくれました。先のことですが、20周年の次にひょっとしたら25周年も何かあるかもしれない、とつい期待してしまいますね」 いくつもの「想定外」に導かれてたどり着いた新作映画だけに、2人の思いは熱く「一過性のもので終わらせるのでなく、今後につなげる起爆剤にしたい」と意気込んでいる。 ▼菊地美香さん 「デカレンジャーは私の原点、大切な作品です。今回もこれぞデカレンジャーという仕上がりになっています。この映画で、大好きな高知を全国の人に知ってもらって、高知ファンが増えてくれれば嬉しい」 ▼吉田友一さん 「高知というところは新しいことに挑戦することに対して、非常に寛大。何かやりたいといえばすぐに、まわりで協力体制が敷かれる、高知の魅力のひとつです。これからも映画と地方創生をテーマに、高知ロケ地巡りなどいろんなことを仕掛けていきたいと思います」
夫婦初共演となる「特捜戦隊デカレンジャー20THファイヤー・ボール・ブースター」はデカレンジャーが事件解決のため、高知で大捜査を展開するというストーリーで、6月7日から全国で期間限定上映される。
テレビ高知