病魔に襲われたデカブレイクとの結婚と移住、そして今は弁当店オーナーに…デカピンク役の「想定外」な人生 “特捜戦隊デカレンジャー”
■デカブレイクとの再会、「想定外」のドラマが始まる デカレンジャー放送から12年後の2017年、美香さんは、ドラマ「科捜研の女」の京都ロケで、偶然にもデカブレイク役の吉田友一さんと再会する。 友一さんは、急性扁桃炎と咽頭炎、さらに末梢性顔面神経麻痺という病魔と闘い、その経験から、俳優業と並行して鍼灸師としての道を歩み始めていた頃だった。 撮影オフの日、美香さんは、デカレンジャー時代さえ一度もなかった2人だけのランチを楽しんだ。その時、家族のような居心地の良さを感じたという。この京都・鴨川ランチがきっかけとなって、2人は急接近。翌年2018年に結婚する。 デカレンジャーの作中では、デカグリーンと結婚したデカピンク。去年、新作映画発表のトークショーで、デカブレイク役の友一さんとの結婚を改めてファンに報告した際には、デカグリーンとは「ビジネス婚」だった、と会場を沸かせていた。 新婚生活のスタートは京都。京都で落ち着いた日々が送れるかと思いきや、思いがけない展開に。美香さんを驚かせた友一さんの決断は「青天のへきれき」だった。 ■夫は学生に 美香さん「青天のへきれき」 デカブレイクとの再会、結婚。想定外はその後も続く。友一さんは沖縄の離島で鍼灸師として2年間研修。美香さんが再会を果たしたときも、島から京都ロケに参加していた。 そして、結婚後も「離島での学びをより深めたい」と島根大学大学院に進むことを決めたのだ。美香さんにとっては「青天のへきれき」だった。 ▼菊地美香さん 「京都で鍼灸院を開いていたので、それを基盤に生活していくものと思っていたらまた学生に戻る、というので驚きました。学費もかかるし、全く『想定外』のことでした。でも懸命に勉強している姿を見ると、大学院の2年間は支えるしかないと」 新婚生活がスタートするも、夫は学生に転身。そして、さらに美香さんの生活は大きく変化していく。 ■高知への移住 デカピンクは弁当店のオーナーに 京都で新婚生活を送っていたデカレンジャー夫婦。ところが沖縄の離島での研修経験もあり、友一さんは次第に地域医療に心が傾くようになっていた。