ラグビー用語変わる WRに合わせて「ノックオン」→「ノックフォワード」、「ジャッカル」→「スティール」
日本ラグビー協会の岩渕健輔専務理事は8日の理事会後、統括団体ワールドラグビー(WR)に合わせた用語変更を加盟協会などに6日付で通達したことを明らかにした。ボールを前に落とす反則の「ノックオン」は「ノックフォワード」とするなどの内容。昨年11月のWR理事会で承認されていた。 変更となるのは他に「ゴールライン」が「トライライン」、密集でボールを相手から奪う「ジャッカル」が「スティール」など。岩渕専務理事は「ラグビーをより分かりやすくという観点で(世界と)用語の統一をすることになっている」と説明した。「日本独自のルールで進める余地もあった」といい、従来の用語を使い続けることも可能だったが「世界的な変更なので、今後大きな大会が日本に来た場合のことを考えると、速やかに変えた方がいいという結論になった」とした。 施行については、審判や選手らが慣れるのに時間を要するため、協会関係者は「今後、徐々に変更していくことになる」との見通しを示した。 ■ラグビー・変更になる用語 ★ノックオン→ノックフォワード ★ジャッカル/ジャッカラー→スティール/スティーラー ★ゴールライン→トライライン ★インゴールエリア→トライゾーン/トライエリア ★ラッチ→プレ・バインド/プレ・ボンド ★ゴールラインドロップアウト→トライラインドロップアウト ★一時退出→イエローカード ★退場→退出/レッドカード