ナダル「人生の一部を過ごした場所」復帰戦のバルセロナOP初戦は世界63位に<男子テニス>
バルセロナ・オープン・バンコ・サバデル
男子テニスで元世界ランク1位のR・ナダル(スペイン)は14日、出場予定であるバルセロナ・オープン・バンコ・サバデル(スペイン/バルセロナ、レッドクレー、ATP500)のドローセレモニーに登場し同大会について「人生の一部を過ごした場所」と語った。 【アルカラス、ナダル、西岡 良仁らバルセロナOP組合せ】 37歳のナダルは今年1月のブリスベン国際(オーストラリア/ブリスベン、ハード、ATP250)で約1年ぶりにツアーに復帰し8強入りしたものの、同大会で左脚を負傷。その後、公式戦の欠場が続いている。 今月5日には過去11度の優勝を誇るロレックス・モンテカルロ・マスターズ(モナコ/モンテカルロ、レッドクレー、ATP1000)の出場も見送っており、SNSでは「身体がどうしても許してくれません」と苦しい胸の内をつづった。 2024年シーズンで現役を引退する可能性があると発言しているが、今季はまだブリスベン国際のみの出場にとどまっているナダル。それでも今回、過去12回の優勝を誇るバルセロナ・オープン・バンコ・サバデルに出場することが決まっており、1回戦では世界ランク63位のF・コボッリ(イタリア)と対戦する。 男子プロテニス協会のATPは公式サイトにナダルのコメントを掲載。ドローセレモニーに登場した同選手は次のように語った。 「ここに来られてうれしい。もちろんバルセロナは僕に多大な喜びをもたらしてくれた場所であり、人生の一部を過ごした場所。 テニス・バルセロナは僕のクラブで、ここ数日間を本当に楽しんでいるよ」 「過去2年間、ツアーにほとんど参加できていなかったので、ここで数日を過ごし、人々に会って選手たちと一緒に練習できるのはとても楽しいこと。今後も続けていきたいと思っているよ。(トーナメントディレクターを務める)D・フェレール(スペイン)と組織全体は素晴らしい仕事をしているので祝福したいと思う。素晴らしい選手がいるこの大会はいつものように組織も完璧だよ」 なお、ナダルが今大会で復帰となれば1月のブリスベン国際以来 約3か月ぶりであり、今季2大会目となる。
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