大学生バンドらが演奏を披露した

　地元の大学生や高校生がバンド演奏などを披露する「あちゃめMUSIC　FESTIVAL」が6月30日、京都府福知山市の福知山駅南口公園で開かれた。9組が出演し、梅雨でじめじめとした気分を吹き飛ばす、さわやかな青春のメロディーを響かせた。 　音楽の力で地域を盛り上げたい－と、福知山公立大学の学生でつくる団体「KYOTOストリートミュージックProject」（吉見光洋代表）と、公立大の軽音楽サークルメンバーらでつくる実行委員会（田中黄象代表）が主催。転車台に乗せたSLモニュメントの前にステージを組み、公立大生のほか京都共栄学園高校や綾部高校から1組ずつ高校生バンドも出演し、人気メジャーバンドの楽曲などを披露した。 　当日はあいにくの雨。当初は雨天中止としていたが、「この日に向けて練習を重ねてきたのに中止はもったいない」と実施を決定。観客の日よけ用に準備していたテントを演奏者側に移し、音響機器にビニール袋をかぶせるなど雨対策をして、大学生バンド「MoonLynx」がオープニングを飾った。 　最初は関係者だけだった観客は、演奏を聞いた通行人が足を止めるなど徐々に増えていき、ステージ前を多くの人が囲む場面も。手拍子をしたり、演奏者の呼びかけに応えたりと、会場一体となって盛り上がった。 　実行委の田中代表（21）＝地域経営学部4年＝は「あいにくの雨となってしまいましたが、多くの人に来てもらってうれしかった」と話していた。