兵庫・斎藤知事「百条委に全面的な協力を」 自身のパワハラ疑惑で職員7千人にメッセージ
兵庫県の斎藤元彦知事は5日午前、全職員約7千人に対し、自身の言動などがパワハラに当たるかなどを調べる県議会の調査特別委員会(百条委)に全面的な協力を呼びかけるメッセージを送信した。 【写真】斎藤知事、ハラスメント研修受講へ 新聞読者の声に「もっともだ」 百条委は元西播磨県民局長が知事によるパワハラを告発した文書を巡って、県議会が地方自治法100条に基づいて設置した。県議会は4日、職員が百条委の調査に協力すること、また協力した職員が不利益を被らないことを求める申し入れをしていた。 メッセージで斎藤知事は「文書問題に関する事実を明らかにし、県政への信頼を回復するため、私も真摯に対応してまいりますので、職員の皆さまにおかれましては百条委による調査に対し、全面的かつ誠実にご協力いただきますようお願いいたします」とした。 調査に協力した職員が不利益や不当な取り扱いを受けないことも明記した。調査に協力することが職員の心理的な負担になる場合があるとし、メンタルヘルス相談を実施することも伝えた。 その上で「百条委員会などの場でしっかりと説明していくことが、県政の信頼を回復し、県政をより前に進めていくことにつながりますので、何とぞご協力をよろしくお願いいたします」と締めくくった。(金 慶順)