【追悼・中山美穂さん】美STだけに語った本音や素顔を振り返る【関係者からの思い出メッセージも】|美ST
唯一無二の人、中山美穂さん。心よりご冥福をお祈り申し上げます
美STが愛してやまない美穂さんは、美女中の美女でありながら、立場をわきまえた男気のある人でした。撮影カットのセレクトも常にすべてお任せ。「どれでもいいよ」と一切文句もおっしゃらず、どこからどの角度で撮影しても類い稀な美しさでした。インタビューの文章も、ご自身が話したことゆえ、ほとんど修正を入れることもない。きっと受けた仕事に関しては相手を尊重くださり、最初から最後まで自分の責任を押し通していらっしゃったのだと思います。 最後に美STにご登場いただいたときの撮影では「歌いたいの!今は歌うことがいちばん楽しい」と生き生きと語っておられたその笑顔が忘れられません。美穂さんの人生に苦悩や挫折があったときも、言い訳をせず、時の流れに身を任せ、しなやかに緩やかにご自身に正直に生きておられました。多くのことを与えてくださった美穂さんの存在自体や言葉、その作品は永遠に心に残り続けています。ミポリンがいなくなったなんて思いたくない。きっと、“〽遠い街のどこかで…”、より気高く、くしゃっと笑っておられるのではないでしょうか。心よりご冥福をお祈り申し上げます。 ※中山美穂さんのインタビューテキストはすべて原文ママです。 撮影/清藤直樹 取材/安田真里 編集/浜野彩希