長友・本田・香川・岡崎ら日本史上唯一の「3戦全敗」北京世代からひも解く「パリ世代」への期待 <パリの主役は君たちだ!>
パリ五輪アジア最終予選を控え、サッカーU-23日本代表は22日に京都でマリとの強化試合に臨みます。 【画像】3月15日に発表された最新のU-23日本代表 若い世代が中心となる五輪は次の日本代表を支える世代。五輪で世界の舞台を経験することは結果以上の意味を持つことを北京五輪からひも解きます。 吉田麻也選手・内田篤人さん・長友佑都選手・本田圭佑選手・香川真司選手・岡崎慎司選手など、日本サッカーをけん引し、世界中で輝かしい成績を残した選手たち。 そんな彼らが出場した2008年北京五輪はアメリカ・ナイジェリア・オランダと戦い3戦全敗。若きスターたちが世界の壁を経験した北京五輪を振り返ります。
■長友・内田・本田・香川ら選出 "オーバーエージなし"で臨むことを決めたメンバー選考
初戦の約1か月前、2008年7月14日にメンバー発表が行われました。反町康治監督は「サッカーに対する情熱、強いメンタリティー。心技体の中で特に心の部分を大切にして選んだ」と選考の基準を語りました。 岡崎選手は「個人としては世界に対してどれだけできるか興味があり楽しみ」と話し、2007年に日本国籍を取得した李忠成選手は「この五輪がなければ自分は帰化していなかったと思う。自分の人生を変えた五輪の本大会のメンバーに選ばれて嬉しい」と喜びを語りました。 反町監督がオーバーエージ枠で招集を希望していた遠藤保仁選手は候補合宿を辞退し、本大会での招集も断念。オーバーエージ枠はゼロで本大会に臨むこととなりました。 「2008年北京五輪メンバー」 ※()は当時在籍チーム 【GK】 山本海人(清水)、西川周作(大分) 【DF】 水本裕貴(京都)、長友佑都(FC東京)、森重真人(大分)、安田理大(G大阪)、内田篤人(鹿島)、吉田麻也(名古屋) 【MF】 本田拓也(清水)、谷口博之(川崎)、梶山陽平(FC東京)、細貝萌(浦和)、本田圭佑(オランダ/VVVフェンロ)、香川真司(C大阪) 【FW】 豊田陽平(山形)、李忠成(柏)、岡崎慎司(清水)、森本貴幸(イタリア/カターニャ)