【アルゼンチン共和国杯/トレセン情報】コパノリッキー産駒ペプチドソレイユはなぜこのタイミングで初めての芝挑戦?
[GⅡアルゼンチン共和国杯=2024年11月3日(日曜)3歳上、東京競馬場・芝2500メートル] デビューから全7戦でダートを走っているペプチドソレイユ(牡4・武英)が今回、芝替わりで初の重賞に挑む。30日の最終追い切りは、小崎騎乗で栗東芝コースを5ハロン67・1―13・1秒で駆け抜けた。 武英調教師は「前を離して、追いかける形で最後追いつけたらという感じの調教をやって、予定通りでした。状態に関しては問題ないです」と振り返る。 ダートGI級で11勝を挙げたコパノリッキーの産駒で、これまではダートを使っていたが、母の父は2010年の英ダービーと凱旋門賞を勝ったワークフォース。その血統背景から「どこかで一度芝の長丁場を試してみたいと思っていた」(同調教師)とレース選択の意図を明かした。 距離延長で挑んだ前走のリステッド・ブラジルCは9着と結果は出なかったが、大外の13番枠から厳しい競馬を強いられたことが敗因で距離に対する不安はない。トレーナーは「スタミナはあると思う。今週は雨が降りそうな予報もありますし、たくさん降ってくれたら」と道悪を歓迎していた。
佐藤 美生