<土屋太鳳>「マッチング」内田英治監督の撮影現場で学んだこと 「役として生きるときの“呼吸”が変わった」
マッチングアプリによって増えた“出会い”の裏に仕掛けられた恐怖を描く新感覚サスペンス・スリラー「マッチング」(内田英治監督)が公開中だ。主人公の“恋愛音痴”なウエディングプランナー・唯島輪花を演じる土屋太鳳さん。念願だった内田監督の現場で大きな学びがあったという。「役として生きるときの“呼吸”が変わったと思います」と明かす土屋さんに話を聞いた。 【写真特集】一体何が? 泣き叫ぶ土屋太鳳 注目の場面カット一挙公開!!
映画は、内田英治監督が原作、脚本を務めるオリジナル作品。仕事が充実している一方、恋愛に奥手な輪花は、同僚の尚美(片山萌美さん)の後押しでマッチングアプリに登録をすることに。勇気を出してデートに臨んだ輪花の前に現れたのは、プロフィルとは別人のように暗い男・吐夢(佐久間大介さん)だった。
その後も執拗にメッセージを繰り返し送る吐夢に恐怖を感じた輪花は、取引先でマッチングアプリ運営会社のプログラマー影山(金子ノブアキさん)に助けを求めることに。そんな中、“アプリ婚”した夫婦が惨殺される事件が連続で発生する。被害者たちは、輪花の勤める結婚式場で式を挙げていることが判明し……と展開する。
--内田監督の現場を経験されて、ご自身の中で成長を感じた部分や変化したことはありましたか?
内田監督の作品は見る人の心をキュッとつかみつつも、とても自然な、『この作品の登場人物は、もしかしたら自分の隣にいるのかもしれない』と感じられるようなテイストで役者さん方がお芝居をされているので、一体どんなふうに演出なさっているのか、すごく知りたかったんです。ですので今回ご一緒できたことは本当に勉強になりました!
監督ご本人はもちろん、監督が信頼しているスタッフさん方が世界観を壊さないよう全力を尽くしている姿は本当に印象的で、静かな青い炎のような現場でした。
はじめのうちは「あまり役者さんと話すタイプの監督さんではないのかな」とイメージしていたんですけど、実際はいろいろとお話をしてくださいました。印象に残っているのは、演出に影響を受けたのは音楽のライブだったというお話です。