【小倉競輪(ナイター)GⅠ競輪祭】山田庸平と荒井崇博が準決進出 準決10Rで同乗も連係せず単騎戦
<22日・小倉競輪・4日目> 【九州王国 再興へ】 2予に進出した九州勢9人のうち、準決に駒を進めたのは山田庸平と荒井崇博の2人のみ。山崎賢人は2予B(2着権利)の7Rで2着に入ったが、北井佑季と同着。1予の合計ポイントも同率だったが、選考順位が北井より下だったため、惜しくも敗退となった。 山田庸平はその山崎マークから伸びて1着を手にした。「賢人を残したかったが、北井君がもう一回踏み直してきた。難しかったですね」。仲良しの山崎とともに勝ち上がれず、そこに笑顔はなかった。「自分は割と余裕があったし、4日目の脚が一番良かった。賢人の分まで頑張りたい」。仲間の思いを背負って決勝入りを狙う。
九州もう一人の勝ち上がりの荒井は、3日目に続いて犬伏湧也マークから2着で勝ち上がった。「3日目は調教師になれたけどね。今日(4日目)はドッグランで好き勝手に走られた」と荒井節がさく裂。「脚は悪くない」と2年前の競輪祭以来となるGⅠ決勝入りの準備は整っている。 山田と荒井はともに準決10Rに出走。元同県同士の縁で連係するか注目されたが、互いに単騎を選択。「別でやることは以前から考えていた」とは荒井。おのおのが己の力のみでベスト9入りを目指す。