【ロエベ、マーク ジェイコブス】スタイリスト佐藤佳菜子さんのマイ・一生名品
確固たる個性と審美眼を持つ、大人のおしゃれプロが手に入れた“真の一生もの”とは? 出合ったストーリーやお気に入りのポイント、今も愛用している理由とともに、“マイ・一生名品”を紹介。スタイリスト佐藤佳菜子さんの一生名品は? 【写真】失敗しないマイ・一生名品
1 ロエベのエレファントバッグ、手に入れたのはいつ?
―手に入れたのはいつですか? 「ふらりと立ち寄った、銀座のドーバー ストリート マーケット ギンザで目が合ってしまい一目惚れしました。このゾウさん、私としては特に大冒険アイテムというわけでもなく、どうも動物がついているものに弱いみたいです(笑)。犬や猫の靴も気づけば3足も持っているほど、“ふざけん坊”のアニマルアイテムが好きです」 佐藤さんの“動物コレクション”。ワードローブがシンプルだからこそ、小物で遊ぶのが佐藤さん流。バッグ/ロエベ 靴(上)/マーク バイ マークジェイコブス (中・下)/CALITAS WORLD
ーなぜ気に入ったのですか? 「話せば話すほどマニア感が出てきてしまうかもしれないんですけど(笑)、一目惚れで気に入る動物モチーフのアイテムって実はなかなか出合えないんです。なので、これ!と思ったら連れて帰るようにしています。私は基本服がベーシックで、地味と言ってもいいくらいなので、小物は楽しいデザインやポイントになるものを選ぶようにしています。ただし、大人の遊び心こそクオリティが大切。これがチープな作りだと、途端に少女趣味になってしまったり、スタイリング全体を安っぽく見せてしまうことも。上質なレザーでしっかりと作られた“本気でふざけているもの”だからこそ、大人のスタイリングに効いてくるのです」 「ゾウさんのことは大好きですけど、特にコーディネートの主役にする必要はありません(笑)。あくまでもさりげなくやっている感じが重要。全身をグレーのワントーンでまとめて、うっかりそこにゾウがいる、くらいの感じが理想です」ニット/アンクレイヴ スカート/ルーニィ 靴/メゾン マルジェラ(すべて佐藤さん私物)