エポンヘッド×フジクラシャフト「つかまりを重視した、初心者向けのドライバー」 (堀越プロ)【人気ゴルフ工房のぶっ飛びドライバーをキング・オブ・試打が語る】
「エポン『AF‐157』とフジクラ『スピーダーNX ブラック』がおすすめ」と福井さん。「このヘッドの特徴としては重心距離が短く、ヘッドの動きを操作しやすいためスライサーに向いていると思います。そしてシャフトは先中調子で先端が走るので球がつかまりやすい組み合わせとなっています。つかまりの良いヘッドですが、スリーブでライ角・ロフト角が調整できますのでフッカーの方はフェースをオープンにすることも可能です。シャフトの性能によってヘッドの特徴を活かすことができる万人向けのシャフトだと思っています」
●ヘッド/エポン「AF-157」(10.5度)
前モデルの「AF-156S」と同様の大きな重心角を持ちつつ、重心距離を短く設定した、つかまり性能を上げたヘッド。軽量チタン製クラウンのフェース側に打球時のたわみを助長する溝、クラウンのバック側にはたわみを抑止するリブを配し、素早いたわみ戻りでボールを押し出し、打ち出し角と反発効率の向上を図った「ネオパワーウェブ構造」を採用。フェースのインパクトエリアにレーザーミーリングを施し、ウェット状態におけるバックスピン量の増加を抑制する。価格(税込)/8万300円
●シャフト/フジクラ スピーダーNX ブラック(6S)
先調子系シャフトはつかまるが安定感がない、ボールは上がるが当たり負けをするというイメージがあったが、「スピーダーNX ブラック」は新たなVTC(VARIABLE TORQUE COREテクノロジー)を採用し、先端部から中間部にかけトルクを締めヘッド挙動を安定させ操作性を向上。オフセンターヒット時も剛性分布を最適化することでボールのバラつきを軽減。飛距離と安定性を高い次元で両立させたモデル。価格(税込)/4万4000円
吸いつくような打感とフィードバックが伝わる1本
ここからは堀越プロの試打結果とインプレッションをお届けしよう。 クラブを手に取った印象を聞くと、「このエポンのヘッドはかなりスタンダードな見た目で、好みが分かれにくく、万人受けするヘッドですね。難しいヘッドは構えた時からつかまりにくさを感じたりしますが、このヘッドはアドレス時に違和感はありません。むしろフェース面がスクエアで逃げても被ってもいなくて、真っすぐ打ち出せるようなイメージを持ちます。カチャカチャでフェースアングルを変えられるとのことなので、スライサーやフッカーに合わせてフェースの開閉度合いを調整できることが大きな強みですね。シャフトは60g台とこの企画の中ではやや重ためなスペックではありますが、素振りをした印象では良い意味で60gを感じさせない軽やかな振り心地です」と語り、「実際に打ってみたいと思います」と早速試打を開始。
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