J1福岡・金森健志が今季初ゴール 妻の両親初観戦で「自分、持ってるな」
◆明治安田J1リーグ第35節 福岡2―1柏(3日、ベスト電器スタジアム) アビスパ福岡の金森健志が待望の今季初ゴールを挙げた。前半40分、右サイドから重見柾斗が出したグラウンダーのクロスを冷静に右足で合わせた。 ■薬指にキス、金森が夫人に捧げる一撃【動画】 すぐさまメインスタンドに向かいながら、普段指輪をはめている左手薬指に口づけした。「(5月に結婚し)支えてくれている奥さんにやろうって決めていたんです。奥さんの両親も初めて試合を見にきてくれていた。自分、持ってるなって思いました」と胸を張った。 柏の井原正巳監督は2015~18年に福岡を指揮。金森は15~16年に若手のホープとして期待をかけられていた。「お世話になった井原さんがいるので、喜びは控えめにしました」と、キスポーズの後は味方とハグをするにとどめた。 今季開始前、金森は岩崎悠人、紺野和也とともに長谷部茂利監督から呼ばれて「5ゴール5アシストを」と言われたという。「選手としても人間としても成長させてもらった。残り3試合、可能性はゼロじゃない」と恩返しのためにも残り試合でのゴールやアシストを誓った。
西日本新聞社