「最後の3分間はおとぎ話だった」。金メダルの余韻に浸るカリーがパリ五輪決勝を回想「今でもハイライトを観ている」<DUNKSHOOT>
フランスとの決勝で8本の長距離砲を沈めて24得点に5アシスト、2スティールを奪ったカリーは、3点リードで迎えた残り約3分からヒートアップ。立て続けに4本の3ポイントを放り込み、開催国に引導を渡した。 特に4本目に決めたフェイダウェイ気味の3ポイントは勝利を確信させる一発となり、カリーは代名詞の“Night Night”セレブレーションを披露。 試合後、「ショットクロックが迫っているのはわかっていた。でもあのショットは...あれは自分でも思わず感動したよ」と話していたカリーだが、激闘から1か月が経過しようとしている今でもその余韻が残っているようだ。 9月3日に米メディア『CNBC』の番組“Squawk on the Street”へ出演した際、カリーはこう語っていた。 「(NBAのプレーオフは)7ゲームシリーズで、徐々に築き上げていくものなんだ。(でも)オリンピックは一発勝負で40分間しかない。それに相手はフランスで、金メダルをかけた大一番。最後の3分間はまるでおとぎ話だったね。 だからまだ実感がわかなくてね。僕らは金メダルを期待され、そして勝ち獲った。それが難しいのはわかっていた。今でもハイライトを観ているよ」 これまでプレーオフやファイナルの舞台で数々のハイライトシーンを生み出してきたカリーにとっても、今夏にパリで味わった経験は貴重なものであり、生涯記憶に刻まれる特別な思い出となったようだ。 文●秋山裕之(フリーライター)
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