【最新版】クルマ泥棒から愛車を守る方法。実はトヨタの高級車だけでなく軽トラまで狙われている!
クルマの盗難事件が相次いでいるニッポン! 今年4月に三原じゅん子議員の愛車・ランドクルーザーが自宅から盗まれたのは記憶に新しいところ。クルマ泥棒の手口とは? 愛車をガードする有効な対策は? 専門家に話を聞いた。 【表】盗難車ランキングワースト5 ■自動車盗難件数は2年連続で増加 わずか数分で愛車が消える。 今年3月に日本損害保険協会が発表した「第25回自動車盗難事故実態調査」の結果によると、トヨタの高級SUV、ランドクルーザーが3年連続で車名別盗難ワースト1に。なぜ狙われ続けている? 「もともと人気のクルマですが、受注停止などの影響でランクルのタマ数は極端に少なく、お宝状態となっている。中古価格は新車の2倍以上で、先代ランクル200の価格も爆上がり。この価格高騰に拍車をかけているのが歴史的円安です。 実は海外からの引き合いが増え、どこも値札は超強気。ランクルは金脈化しており、当然、盗難車を輸出する犯罪組織にはロックオンされている」(中古車関係者) この話を裏づけるように先月、自民党の三原じゅん子参院議員の自宅から愛車ランクル200が盗まれて大きなニュースとなった。また、今月10日には警視庁がトヨタの高級ミニバン、アルファードを盗んだ疑いで職業不詳の男を逮捕したと発表。余罪は約70台にも及び、被害総額は3億円超。 だが、狙われるのはトヨタの高級車ばかりではないようだ。警察庁の発表によると、スズキのキャリィ、ダイハツのハイゼットが盗難台数の上位にランクイン。 今まで盗まれるという認識がなかった軽トラも狙われていることが明らかになった。まさに明日はわが身。元神奈川県警刑事で犯罪ジャーナリストの小川泰平氏もこう言う。 「警察庁の自動車盗難認知件数のピークは2003年の6万4223件。昨年は5762件ですから自動車盗難の件数は、ピーク時と比較すると10分の1ほどに減っています。しかし、逆に言えば今も全国で年間5000件以上の盗難被害が続いている」 その半数以上は検挙に至っておらず、クルマはほぼ見つからないのが実情だという。 「しかも、昨年の自動車盗難件数は前年比0.5%増で、2年連続の増加となっている。そして40%近くのクルマが住宅で盗まれている。ちなみに昨年の自動車盗難の都道府県別の最多は千葉県で、続いて愛知県、埼玉県、茨城県、神奈川県という順です」