とやまジビエ「命と向き合う授業」高校生が調理実習 野生イノシシの食肉利用が2割
富山テレビ放送
県内で捕獲される野生イノシシの食肉利用がわずか2割にとどまっていることからジビエ料理の需要拡大を図ろうと富山市の雄峰高校で調理実習が開かれました。 これは、野生動物などの地域資源の有効活用のため県が開いたもので「命と向き合う授業」には調理師養成課程の2年生、19人が参加しました。 実習の講師となった電気ビルレストランの堂田貴史シェフはジビエ料理のコツについて「野生動物の肉の持つ食感を残すようにしてください」と話しイノシシ肉を使ったハンバーグづくりが始まりました。 使われた肉は県内で捕獲された2キロのイノシシ肉で生徒たちはあまりこね過ぎないように注意しながらハンバーグの形をつくりおいしそうに焼き上げていました。 *生徒 「本来は捨てられる肉だが、食べてみると臭みも全くなくおいしくいただけた」 「こんなにおいしいのに、獲られたジビエの9割8割くらいが(なぜ)廃棄されているのか分からない。もっと食べられるように廃棄率が下がればよい」 ジビエ料理が普及すれば野生動物の食肉利用が進み農作物の被害軽減につながるので、良い循環が生み出されると良いですね。
富山テレビ放送