「ユニクロ」クリエイティブディレクターにクレア・ワイト・ケラーが就任
「ユニクロ(UNIQLO)」の新クリエイティブディレクターに、デザイナー クレア・ワイト・ケラー(Clare Waight Keller)が就任した。現在担当している「ユニクロ:シー(UNIQLO : C)」などに加え、2024年秋冬からメンズを含むユニクロのメインラインコレクションを牽引することになる。 【写真】ユニクロと米津玄師のコラボアイテム
2017年秋冬シーズンまでの6年間、「クロエ(Chloe)」のクリエイティブディレクターを担当したクレアは、2017年3月にリカルド・ティッシ(Riccardo Tisci)の後任として「ジバンシィ(GIVENCHY)」のアーティスティックディレクターに着任。メゾンで初の女性デザイナーとなり、約3年間ブランドを率いた。 ユニクロとの関係は、2023年にスタートした。ウィメンズウェアの強化を課題に掲げたユニクロが「ユニクロ:シー(UNIQLO : C)」デザイナーとしてオファーしタッグが実現。同年9月に開かれたメディア向けに発表会ではファーストリテイリング グループの柳井正代表取締役会長兼社長が急遽登壇するなど、クレアとの協業に大きな期待を寄せていた。2024年秋冬コレクションでは初のメンズアイテムを発表した。 ユニクロ:シーだけにとどまらない協業の動きは、今年8月に展示会でも見られていた。同会場で発表したヒートテックシリーズの新作では、クレアが監修を担当。「ユニクロ:シー」2024年秋冬コレクションの中のアイテムとしてラインナップするが「一時的なコラボアイテムではない」とし、インラインと同様に秋冬シーズンを通して販売を予定している。 就任に関して、柳井正 代表取締役会長兼社長は「彼女の卓越したクリエイティビティや幅広い経験に加え、生活者への視点を忘れない優れたバランス感覚に感銘を受けました。彼女となら、究極の普段着LifeWearをより豊かなものへと進化させ、お客様がさらに着る喜びを感じてくださる服作りが可能だと考えています」とコメント。 クレアは、「ユニクロとの仕事を始めてから2年が過ぎましたが、私はその革新性と卓越した製品を生み出す力に大きく感銘を受けてきました。ユニクロの人々と働いていると、このブランドと彼らが創造する未来に深く惹かれて行くのを感じます。LifeWearを進化させることに関われるのは、非常にエキサイティング、かつ名誉なことです」と語っている。