おしどり夫婦を徹底解剖! エリック・チャーチと妻キャサリンの「幸せな結婚を維持する方法」
カントリー歌手のエリック・チャーチが2008年に妻のキャサリン・ブラッシンゲームと結婚したとき、エリックは自身の楽曲「You Make it Look So Easy」を演奏して、妻を驚かせました。この曲は、この狂った世界で、キャサリンがエリックにとっての避難所であり、「道に迷ったときは、君が僕のコンパス、荒波にもまれたときは、君が僕の錨だ」と歌っていますが、それは今も変わらない様子。 現在47歳のエリックがキャサリンと出会ったのは、カントリー歌手としてスタートしたナッシュビルでのこと。当時、キャサリンは楽譜出版の仕事をしていました。エリックがカントリーミュージック・マガジン「Taste of Country」に語ったところによると、元々キャサリンは彼女が代理人を務めるソングライターとエリックをつなぐために会ったのに、ふたりの方が愛でつながってしまったのだとか。
公私両面で妻キャサリンに頼るエリック
キャサリンを最大のサポーターと呼ぶエリック。キャサリンにはカントリーミュージック業界での経験があるため、曲のアイデアについてよく意見を聞くのだとか。 もっとも、中にはふたりの意見が一致しない曲もあるらしく、「Old Friends, Old Whiskey, Old Song」はキャサリンのお気に入りだけれど、エリックにとってはそうでもないよう。 「妻がここにいたら全く別の話になっていたでしょう。あれは彼女のお気に入りの曲で、あの曲についてはよく言い合いをしました」とエリックが語ったのは、カントリーミュージックイベント、iHeart Country 2021のリスニングパーティでのこと。「もしあれを録音しないなら、結婚していないかもって毎日彼女に脅されているんです」 もちろん、その前にエリックも考えを変えるはず!
ふたりは困難な時期にも互いを支え合ってきました。2017年、稀な先天性の異常によりエリックの胸に血栓ができた時、キャサリンはナッシュビルの自宅に、エリックは息子のブーン(2011年生まれ)とホーク(2015年生まれ)とともにノースカロライナにある夏の家にいました。突然腕が腫れ、うまく動かせなくなったエリックは緊急手術を受けますが、一番に家族のことを思ったと言います。 「家族と子どもたちのことを考えて、家に帰りたいと思っていました」とエリックが『ローリングストーン』誌に語ったのは、2018年でした。 その年の夏、ふたりはさらなる困難に見舞われます。それは、エリックの弟のブランドンが、「慢性的なアルコール依存症の末に」36歳の若さで亡くなったこと。 人生の苦難に直面し、本当に大切なことに心を注ぐ決心をしたエリックとキャサリン。ひとつにはお互いの存在であり、もうひとつは社会にお返しをすることでした。2013年、ふたりはテネシー州とノースカロライナ州の恵まれない家庭を援助する団体「Chief Cares」を共同で設立します。 その後、活動を世界に広げ、ネパールの子どもたちの支援に乗り出します。また、エリックの弟を追悼して、奨学金基金も設立。2016年に、同基金は糖尿病研究のための資金を100万ドル(約1億6,000万円)以上調達しました。