見かけ倒しでもいいじゃん! ルックスと性能が釣り合わないスポーツモデル5選
■「ファッションスーパーカーとはオレのこと」ミツオカ・オロチ
見かけと性能が不釣り合いのモデルとなれば、ミツオカのオロチを外すことはできない。 2001年の東京モーターショーでコンセプトモデルが初披露され、何度か手直しをしつつ2006年に正式発表されたオロチは、メーカー自ら「ファッションスーパーカー」と名乗る2シーターミドシップモデルだ。 そのスタイリングは細かい説明が不要なほどインパクト大で、大蛇のような目つきや複雑な面で構成されたパネルなどとにかく強烈。しかも全幅は2mオーバーである。 フレームは完全オリジナルで、サスペンションは前後ともダブルウイッシュボーンとなっている。 しかし、そんな欧州スーパーカーにも見劣りしないルックスと独自のシャシーを持ちながら、中身はじつにフツー。ミッドに積まれるのは233psを発揮するトヨタ製3.3リッターV6ユニットで、組み合わせるミッションはアイシン製の5AT。MTの設定もない。 このパワートレインは必要十分といったところだが、オロチはあくまでも「ファッションスーパーカー」。だから、驚くような高性能なんて必要ないし、これでいいのだ。