【中山金杯】津村明秀騎手が39歳の誕生日に連覇を狙う「金杯を勝てると気持ちが違います」
津村明秀騎手(38)=美・フリー=が、昨年と同じリカンカブールのコンビで中山金杯連覇に挑む。レース当日の5日は自身の誕生日。昨年は6日の開催だったため、2009年タマモサポート(京都)以来となるバースデー金杯Vへ気合十分だ。 ◇ 最高のバースデーVを飾り、一年の弾みをつける。中央競馬の幕開けとなる5日に39歳の誕生日を迎える津村騎手が、中山金杯連覇への意気込みを口にした。 「去年はいい成績を残せましたし、金杯を勝てると気持ちが違います。ただ、この年になると誕生日が来るのは嫌ですね(笑)。年々、一年が(過ぎるのが)早くなっています」 コンビを組むのは昨年、抜群の手綱さばきで重賞初Vへと導いたリカンカブールだ。「オールカマー(3着)でも(コース適性を)示しましたし、中山はいいですね。操縦性がすごくいいので、中山は競馬がしやすいです。斤量が(昨年より2キロ)上がりますけど、楽しみです」と笑みをこぼした。 昨年はテンハッピーローズと臨んだヴィクトリアマイルで、48回目の挑戦にして悲願のGⅠ初制覇。秋には同馬で米GⅠ・BCマイルにも挑戦(4着)し、濃密なときを過ごした。 「GⅠを勝てて、アメリカにも行けて幸せな一年でした。いい経験ができたので、これが毎年続けばいいなと思います。いいスタートを切りたいです」 今年でデビュー22年目とベテランの域に達してきた。培ったキャリアを力に変え、2025年もターフを沸かせる。(山口遥暉)