『六本木六軒:ミケーレ・デ・ルッキの6つの家』インタビュー: イタリアの巨匠は“ロッジア”になにを思う?
本展はデ・ルッキが個人的に制作してきたオブジェクトである。なぜ多忙にもかかわらず、彼はプライベートワークを続けるのだろう。 「私はプライベートな仕事と誰かのためのクライアントワークを並行して進めています。自分のための仕事は非常にアーティスティックでありますが、クライアントワークの過程においてもアーティスティックな部分を見つけて提供していくことが重要です。両者は相関関係にある。私は建築家として仕事をするうえで、自分がすでに知っているものを誰かに渡していくのではなく、自分でさらに新しい何かを発見し、それを提供したいと強く願っているのです」
六本木六軒:ミケーレ・デ・ルッキの6つの家
〈21_21 DESIGN SIGHTギャラリー3〉東京都港区赤坂9-7-6 東京ミッドタウン ミッドタウン・ガーデン。2024年9月20日~10月14日。10時~19時。火曜休。入場無料。※六本木アートナイト特別開館時間:9月27日、28日は10時~22時。
photo_Takuya Neda text_Yoshinao Yamada editor_Keiko Kusano