【バレー】埼玉上尾・230試合達成の青柳京古「このプレースタイルを続けてきてよかった」、岩崎こよみ「アジア競技大会で学んだことは話しきれないくらいたくさんあった」 V1女子
●大久保茂和監督 今シーズン最初のホームゲームを、この東京で迎えることができ、勝利することができて、大変嬉しく思っています。 ――この試合で勝てたこと、そして連勝の要因はどんなところだと感じていますか? 大久保:佐賀で開幕を迎えて、久光とJTに敗れましたが、その翌週から5連勝で、非常にいい流れで、好調だと認識しています。 その要因としては、山岸(あかね)を中心に、岩崎、青柳、ロゾ、この辺が練習の時から精神的にも落ち着いていますし、彼女たちの仕事ぶりがいい流れを作ってるのではないかと思っています。 ――仁井田桃子選手がライトのポジションに入り、2枚替えで黒後愛選手を起用されていますが、黒後選手の役割とチームにどのように貢献されていると感じているのかを教えてください。 大久保:2枚替えの戦術を毎セット送り出していますが、山崎(のの花)と黒後がリリーフみたいな形でセットの中盤に出てきて、点数を取ってくれることを期待しています。また、岩崎が少しコートを離れて休める、あるいは少し俯瞰して試合を見られるというところの効果を感じていますし、それに加えて、岩澤をピンチレシーバーで入れることによって、佐藤(優花)やロゾも、 少しベンチに戻って、もう一度、作戦をやり直すというか、ベンチとのコミュニケーションも含めて、とてもいい時間になっているんじゃないかと思っています。 ――黒後選手のプレーについては、どのように評価されていますか? 大久保:さすがだなと。今日もハードヒットして、ブロックを弾き飛ばす場面がありました。ああいうプレーが彼女の持ち味ですし、コンスタントにできるようになれば嬉しいです。 ――黒後選手の加入が仁井田選手の刺激にもなっているのか、今シーズン、本当にすごく頑張っている印象ですが、監督から見てどうでしょうか? 大久保:去年は開幕から出て、途中から、内瀬戸(真実)に頑張ってもらいましたけど、私の印象からすると、黒後がいるからとか、内瀬戸がいるから頑張るっていうような感じではなく、仁井田自身、非常にモチベーションも高いですし、それが去年より今年の方がより我慢強く、自分の感情をコントロールしながら日々過ごしてるなと。そこは本人にもきいてほしいですけど、別にそこは黒後じゃなくても、去年いた吉野優理(現・東レ)もそうですし、やっぱり自分がこのポジションで出るんだっていうモチベーションは高いなと感じます。 ――ジャジャ(サンティアゴ・アライジャダフニ)選手が移籍をしましたが、変わってスタメンで出ている山中(宏予)選手や、青柳選手も引き続き頑張っています。ミドル陣の評価はいかがでしょうか? 大久保:開幕の久光戦でロゾと佐藤優花で、チームの3分の2を打ってしまったんですね。それをやってたら、多分、リーグを乗り越えられないという話をしました。いかにライトやミドルで点数を取れるかっていうところが、今シーズン我々が掲げてる「突破」というスローガンをクリアしていくには大事になると。その中で、非常にミドル陣もオポジットも、 「私たちがやる」って、非常にモチベーション高くやってくれています。誰もジャジャが抜けたからといって言い訳にしませんし、少しずつ成長できるように、我々もサポートしたいと思っています。 鈴木日葵は練習中に足首を捻挫してしまいましたが、権田寛奈と山中は高校(細田学園)の先輩後輩で切磋琢磨していますし、そこに青柳が今日もいい場面で本当に落ち着いて、相手コートを見ながら決めてくれました。青柳の安定感が今日の勝利につながったかなと思っています。
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