長野・蓼科アミューズメント水族館 日本一高い場所にある長野県唯一の水族館で淡水魚専門。犬と入館可能な全国でも希少な場所
世界に約400ある有料水族館のうち、150近くが日本にあるという。フォトグラファー・野辺地ジョージ氏が撮影する数々の被写体・シリーズの中で、最も古いのが水族館であり、少年時代の思い出をたどる「旅」だ。日本人にとっての水族館とは何なのか…写真と文で繙いていく 【写真】カバと鯉がシュールなコントラストを * * * * * * * ◆犬と一緒に入館できる水族館 2023年の夏に日本一高い場所にある水族館（標高1750m）、蓼科アミューズメント水族館（長野県・茅野市）を訪れた。当館は長野県唯一の水族館ということにもなっている。 淡水魚専門のこの水族館はレトロな昭和感が漂っているが、実は平成5年（1993年）に開業した。メルヘンチックな人工大木やお姫様が住んでいそうな「お城」にも水槽がある。 また全国でも数少ない犬と一緒に入館できる水族館でもある（要確認入場条件あり）。当日は一昨年家族になった保護犬を連れて行ったので、今回の写真のモデルにもなってもらった。幸い平日で館内は空いていたので、大魚ピラルクの水槽前で一緒に座って見学することができた。最初はちょっと怖がっている様子だったが、次第に慣れると興味津々。
◆蓼科高原の自然も併せて満喫 カミツキガメやデンキウナギ、ウーパールーパーなどの人気動物もいる。 水族館ファンの中ではピラルクなどの大型熱帯魚は依然として人気で、そのためにはるばる訪れる人もいるそうだ。 また、館内はそれほど広くはないものの、近くには女神湖や白樺湖、長門牧場等と蓼科高原の自然を満喫できるので、併せて体験するのも良いかもしれない。 そして犬を飼っている家族には、貴重な思い出になるかもしれない。 日本カナダ修好95周年を記念し「やまびこ:「日加修好95周年記念 野辺地ジョージ写真展」が開催の記事はこちらから （撮影=野辺地ジョージ）
野辺地ジョージ
