「大切な人はいて当たり前じゃない」 「追悼の集い」遺族代表の男性が会見/兵庫県
1月17日に神戸の東遊園地で営まれる阪神淡路大震災の追悼式典で、遺族代表を務める男性が会見を開き失った母と弟への思いを語りました。
遺族代表として言葉を述べるのは、兵庫県神戸市垂水区に住む小学校教諭の長谷川元気さん(38)です。 長谷川さんは震災当時、家族と住んでいた神戸市東灘区のアパートが全壊し、母親の規子さんと当時1歳だった弟の翔人くんがたんすの下敷きになり亡くなりました。 震災の教訓を後世に伝えていこうと、長谷川さんは現在、語り部団体の代表として全国で講演を行っていて、式典当日は、大切な家族を失った遺族としての思いを伝えたいと語りました。 「神戸市震災30年追悼の集い」は、1月17日に、地震発生時刻の午前5時46分に合わせて神戸の東遊園地で営まれます。