北陸新幹線、大阪延伸の詳細ルート決まらず 週内にも再協議 与党
北陸新幹線の整備に関する与党の検討委員会は18日、未着工区間である敦賀―新大阪間について協議した。 与党は、福井県小浜市と京都駅を経由する「小浜・京都ルート」の詳細ルート3案から一つを年内に選定する予定だが、この日の会合では結論がまとまらず、今週中にも改めて協議することとなった。 検討委が13日に行った沿線自治体へのヒアリングで、京都府と京都市は工事が地下水に与える影響や発生土の処理、費用負担などについて懸念を表明。西脇隆俊府知事は「(各ルート案を)比較検討するだけの判断材料がない」と述べていた。検討委はルート選定に当たり、こうした懸念への対応を慎重に議論する方針だ。