大阪市北区、中央区での「時短要請」を決定 大阪府210人の感染を発表
Go Toトラベル一旦停止の要請についても同会議で決定
大阪市北区、中央区での「時短要請」を決定 大阪府210人の感染を発表
大阪府は24日、大阪府庁で新型コロナウイルス対策本部会議を開いた。会議ではGo Toトラベルについて、大阪市への旅行を一旦停止するよう、国に要請すると決定した。また、27日から12月11日まで、大阪市北区、同中央区にある接待を伴う飲食店(キャバレー、ホストクラブ等)、酒類の提供を行う飲食店(バー、ナイトクラブ・カラオケ店)などを対象に、営業時間を午後5時から同9時までと要請することを決定した。また、吉村知事は、同会議後の会見で、同日府内で確認された新規感染者数が210人、重症者数が103人になったと発表した。これにより、重症病床の使用率が50%に達したことも発表した。 【中継録画】大阪府が新型コロナ対策会議 GoTo除外や時短要請は?(2020年11月24日)
吉村知事、時短要請の時間について「静かに飲食できるように設定」
吉村知事は、午後9時までの時短要請の理由について「どうしても夜に外食をされる場合、仮に午後7時から食べ始めた場合は2時間以内ということで、お店の方も1回転は入れるような時間帯。利用される方も長居するんじゃなくて、2時間以内で食事も楽しみながら、お酒が入る形でなくて静かに飲食できるように設定した」と説明した。
北区・中央区以外の繁華街については検討したのか?
会見では「大きな繁華街という意味では、十三や京橋、天王寺もあるが、そのあたりの議論はあったのか?」という質問が報道陣からあった。 それに対し、吉村知事は「大阪全体の構造をみた時、市内での繁華街、飲食店は5万店舗あり、2万5千件の半分くらいがキタ・ミナミに集積しており、そういった観点から北区と中央区でお願いした。大阪市長の意見を最大限尊重するということもあり、松井市長からもそうした意見があり判断した」と述べた。
また、同会議でも北区と中央区へのお願いについて「主要ターミナルを抱え、飲食店が多く存在する以下の行政区を対象としている」という説明もあった。
「感染のヤマを抑えていきたい」
吉村知事は「まず15日間のお願いをします。なんとかここで事業者のみなさんも、午後9時以降は営業自粛をお願いしたいと思います。府民のみなさんについても感染症対策をきっちりとっていただいて、対策にご協力をお願いしたいと思います。ここは医療体制も非常にひっ迫した状況にあるので、府民のみなさんへお願いをしたいと思います。感染のヤマを抑えていきたい」と述べた。 また、これが、さらに右肩に上がっていくことがあれば、期間中であっても本部会議を開くことがありえるということです」と述べた。