ニュル24時間レースの人気者オペル「マンタ」はキツネのしっぽ付き! 78歳のオーナー・ドライバーに悲劇の火災と今後の展望をインタビューしました
ベックマン氏もステアリングを握りレースに参戦予定
池ノ内:2024年はニュル24時間レースのサポートレースのADAC 24hクラシックへ、チームとして参加されますが、ご自身もドライブなさるのでしょうか? ベックマン:私も自らステアリングを握って走りたいのは山々なのですが、ニュル24時間レースの少し前に手術を受け、まだ体調が完全には回復していません。ドライブはチームメイトに託しましたが、今季中のレースは、マンタをドライブしてオールドタイマーGPなどのレースに参戦しますよ。とはいっても、マンタはクラシックカーやオールドタイマーのなかでは随分と若いですけどね(笑)。 池ノ内:私の目の錯覚かもしれないのですが、ニュル近郊の道路でベックマンさんのマンタにそっくりな車両が目の前を走り抜けて行ったのですが……。もしかすると、あなたご自身はその車両をご存知ですか? ベックマン:ははは、知っていますよ。オペル マンタのファンクラブに所属している私の車両の熱心なファンの方で、中古のマンタを購入してほぼ同様に作りあげたそうですよ。ビリーくんという若い男性です。 * * * ベックマンさんは御年78歳! まだまだお元気で、キツネのしっぽで風を切りながらオペル・マンタを颯爽とドライブしている姿をぜひまた拝見したいものですね。ちなみにこのキツネのしっぽはドイツで1970年代~1980年代に若者に流行ったファッションアイテムだそう。 ドイツ国内でマンタが製造されていたのがちょうど1970年~1988年までだそうで、まさしくドンピシャな年代。「ナウいヤング」の必須アイテムだったのでしょうね。走行中に飛んで行ってしまうこともあり、トランポには十分の数がいつも用意されているそうです。 「ドイツ国内はもちろんのこと、日本をはじめ世界各国のファンがこのマンタを愛し、応援し続けてくださることはとても光栄で、とても嬉しく思います」 と、優しい笑顔でお話をしてくださいました。今回は特別にトランポの中までじっくり見せていただき、感謝感激でした。
池ノ内みどり
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