85分間を10人で戦った川崎F、上海申花から0-2で敗戦…枠内シュート0本でACLE痛恨の2連敗
AFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)第3節が23日に行われ、上海申花(中国)と川崎フロンターレが対戦した。 今シーズンからフォーマットが大幅に変更され、アジアの頂点を決める最上位の大会として誕生したACLE。参加チーム数は東西12チームずつの合計24チームとなり、各チームはリーグフェーズにてそれぞれ8試合を戦う。その後、各地区のリーグフェーズにおける上位8チームがラウンド16へ進出し、トーナメント方式によってアジアの頂点を決することとなる。 日本からはヴィッセル神戸(J1優勝)、川崎F(天皇杯優勝)、横浜F・マリノス(J1準優勝)の3チームがACLEに参戦。蔚山HDとの初戦を1-0で勝利した川崎Fだったが、続く光州FC(韓国)との第2節では0-1の敗戦を喫してしまった。対するは、同じく1勝1敗を記録している上海申花。2試合ぶりの勝利を目指す川崎Fが敵地へと乗り込む。 試合は、開始早々に大きなターニングポイントが訪れる。5分に川崎Fのマルシーニョが相手選手へ足裏を見せたタックルを行い、主審はファウルと判断。オンフィールドレビューにより判定はレッドカードに変更され、川崎Fは早くも10人での戦いを強いられることになる。 すると、攻勢を強める上海申花が24分にスコアを動かす。ハーフライン付近でのポゼッションで川崎Fのプレスを打開し、ジョアン・カルロス・テイシェイラが左サイドで待つチャン・シンイチに展開。グラウンダーのクロスは佐々木旭がカットしたものの、こぼれ球がボックス手前のワン・ハイシャンに流れる。ダイレクトで放ったシュートが佐々木に当たってネットを揺らし、上海申花が先制に成功した。 押し込まれる時間が続いた川崎Fも、35分に中盤右サイドでパスを受けた山田新がボールをキープ。粘り強く前を向いて中央に持ち運び、右サイドへと駆け上がる佐々木に繋ぐ。右足で送ったアーリークロスは相手に防がれるが、セカンドボールを回収した脇坂泰斗がボックス内で縦突破。柔らかいクロスを山本悠樹が頭で合わせたものの、シュートは枠の上へと外れてしまった。 さらに、59分に川崎Fが相手陣内でポゼッション。数的不利ながら巧みに繋いで上海申花のプレスを翻弄すると、ハーフラインでパスを受けた佐々木がドリブルをスタートする。マーカー1枚を剥がして加速し、スピードに乗りながら次々と相手選手を突破。バイタルエリアまで独力で運びながら左足を振り抜く。しかし、低くコントロールされた一撃は左ポストに直撃。惜しくも得点には至らなかった。 数多くのシュートを浴びながら耐え凌いでいた川崎Fだったが、後半アディショナルタイムに丸山祐市がファウルでPKを献上。アンドレ・ルイスに決められてリードを2点に広げられた。結局、そのまま試合は2-0で終了。敗れた川崎Fは2連敗となった。次節、川崎Fは来月5日に上海海港(中国)と対戦する、 【スコア】 上海申花 2-0 川崎フロンターレ 【得点者】 1-0 24分 ワン・ハイシャン(上海申花) 2-0 90+3分 アンドレ・ルイス(上海申花)
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