15年ぶりのホーバークラフト 空港と大分港の西大分泊地を結ぶ定期航路は年内就航へ
この秋の就航を目指していたホーバークラフト。運航会社は11月中に週末のみの不定期航路を開業し、空港アクセス航路の年内就航を目指すと発表しました。 【写真を見る】15年ぶりのホーバークラフト 空港と大分港の西大分泊地を結ぶ定期航路は年内就航へ (大分第一ホーバードライブ・小田典史社長)「別府湾周遊を先に11月中の就航を目指そうと思っている」 ホーバークラフトの運航会社は18日、会見を開き、11月15日に九州運輸局の事業許可を受けたことから、今後のスケジュールを発表しました。 別府湾を周遊する「不定期航路」については11月中に運航を開始。大分空港を結ぶ「定期航路」は年内の就航を目指すとしています。具体的な就航日はそれぞれの航路で九州運輸局の安全確認検査を受けて決定します。 (小田典史社長)「定期航路であります空港アクセスについては便数が多いことなど安全確認検査の項目も増えることを想定していますので、準備を行い運航開始したい」 大分空港のアクセス改善を目指して県が船体や発着場などを整備し導入を進めているホーバークラフト。当初は2023年度中の開業を目指していましたが、訓練中の度重なる事故などでこの秋の就航に延期されていました。 定期航路ではなく不定期航路の周遊コースから運航を始めるとした理由について、運航会社は安全性をアピールするためとしています。 (小田典史社長)「一番最初の事故が空港で起きていますので、まずその前に周遊で、我々の安全性を一旦担保してそこから空港アクセスを始めよう準備・安全を考えて順番を後にずらしたということなので、正当な判断かなと思う」 11月末に始まる見通しとなった別府湾周遊コース。週末のみの1日2便から4便が想定されていて、大人運賃は事前決済で2000円です。
大分放送